キャリアアップ

内視鏡技師ってどんな資格?

以前クリニックで取得可能な資格について書きましたが、
そこで例としてあげたのが私も取得した消化器内視鏡技師というもの。
この記事ではその資格取得についてまとめています。

毎年たくさんの方が受験されているので、既に取得されている方もいるかと思いますが
もし、今現在内視鏡業務に携わっている看護師さんの中でキャリアアップについて考えている方がいましたら、ぜひ参考にしてください!

消化器内視鏡技師とは?

消化器内視鏡技師って、そもそもどんな資格なんでしょうか?
私もいざ取得しようと勉強するまでは、どのような資格なのかよくわかっていませんでした。私の周囲で取得している人も少なく、それほど知名度も高くないように感じます。

それでもこれから内視鏡をしているクリニックで働く予定がある方や、現在働いているという方にはキャリアアップの一つとして是非知っておいてほしい資格です!

内視鏡技師とは…
医師の監督指導のもとで内視鏡業務に携わる人に対し、消化器内視鏡に関する専門的な技能、知識を有するものと認定する資格のことを言います。

看護師だけではなく薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士も資格を取得することができます。

 

実際にセミナーを受けに行くと発表等で他院の内視鏡検査について知ることができるのですが、中にはドクターと臨床検査技師さんのみで内視鏡検査をしているところもありました。


様々な医療職が内視鏡の専門知識を取得することができ、その介助・補助で活躍しています!
内視鏡医療が進んでいる現在、これからもっと需要が高まってくるのではないかと思います。

受験資格

消化器内視鏡技師の受験資格についてまとめてみました!

  1. 看護師(助産師・保健師含)、准看護師、衛生検査技師、診療放射線技師、臨床工学技師、臨床検査技師、薬剤師のいずれかの医療関連資格を有していること
  2. 内視鏡学会専門医(非常勤含)の指導のもと、消化器内視鏡部門で実際に内視鏡に従事した勤務年数が申請時点で満2 年以上であること
  3. 日本消化器内視鏡技師会・支部主催の医学講習会、または勤務先の内視鏡学会専門医から医学講義を規定時間(20時間)以上受講していること
  4. 申請時までに日本消化器内視鏡技師会・支部主催の消化器内視鏡技師研究会又は技師学会に、2 回以上出席していること
  5. 申請時までに日本消化器内視鏡技師会支部長承認の内視鏡機器取扱講習会(基礎編)に1 回以上出席していること

受験資格は、上記すべての条件を満たしていることが必要になります。

 

②については内視鏡学会専門医が働いている内視鏡室で満2年以上の実務経験が必要、とあります。そのため日常的に内視鏡をしている病院でも、そこに内視鏡学会専門医が働いていなければ上記の受験資格を満たさないので要注意です!

 

③、④、⑤については学会・研究会への出席やセミナーを受講する必要があります。
ただ自分の住んでいる地域で必要な学会やセミナーが開催されていない場合もあるので
他県までセミナーを受けに行く必要がある人もいると思います。
地方在住の私の場合も、地元のセミナーだけでは足りず他県まで受講しに行っていました!そうなってくると受講料の他に交通費もかかってしまうため、取得までにある程度のお金は必要になりますね。

 

そして受験する際に提出する書類の中には医師からの推薦書も含まれるため、
予め受験することを伝えておき、推薦書等を書いてもらう必要があります。
案外医師に書いてもらうものが多いので、願書は早めに作成しておくことをオススメします!

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いつどこで、どんな試験をしてるの?

資格試験は1年に1度、毎年3月ごろに行われています。
会場は東京であることが多いようです!
田舎者の私はそこまで行くのも大変でした・・・移動だけで疲れちゃって。笑
(ちなみに私は利用しませんでしたが、受験者には宿泊施設の優先予約もあるようです。)
受験料は5,000円で、試験までに振り込み用紙が届きます。

 

以前は面接試験もありましたが、現在は筆記のみ。
そして資格に1種(正看護師)2種(准看護士)と区別がありましたが、現在は統合されています。

佐藤ちゃん
佐藤ちゃん
緊張しいだから、面接がないのは嬉しい!笑

 

試験内容は内視鏡に関する基礎知識以外に基礎的医学が含まれます。
内視鏡の基礎知識と言えども、クリニックでは到底経験できないような手術や処置に関する問題が多く出題されます。
そのため私の病院では院長に言えば大きな病院で内視鏡の見学をすることも可能でした!

普段内視鏡業務に携わっている方にとっては、内視鏡知識よりも基礎医学の方に頭を悩ませるかもしれません。なんせ幅広く出題されます。(解剖学、生理学、生化学、病理学、薬理学、疫学・衛生学、内科学、麻酔学、外国語)
私は特に外国語が苦手でしたね・・・単語暗記に苦戦しました。

 

私が受験した当時は、出題数は100問、試験時間は2時間程度でした。
個人的には試験時間には余裕があり、問題を一通り見直す時間は十分にとることができました。

試験の結果が出るのにはやや時間がかかります。受験後2か月以内には出るようです。
この間はちょっとドキドキしましたね、受かっててくれー!と祈りながら働いていました。

 

注意したいのは、合格すると資格認定登録料として10,000円の支払いが必要なこと。
受かって喜んでいるところに、そこそこな値段の登録料振込用紙で現実に引き戻されます。笑

資格を取得したら…

消化器内視鏡技師、取得したらそれで終わりではありません。
維持するには年会費がかかります。
これは職場で負担してくれるところもあると思うので確認しましょう。

 

そして5年に1度、資格を更新する必要があります。
更新もただ更新料を収めればいいわけではなく
学会・研究会に出席したり、セミナーを受講したりして規定のポイントを貯める必要があります。
どの学会に出席すればいいか年間スケジュールを立てながら進めないと
更新時期にポイントが足りないという事態になります、気を付けましょう…!

 

資格を取得してからもいろいろと大変ですが、
それでも職場によっては資格手当がついたり、評価が上がったりする可能性があり、
尚且つ看護師としての自信に繋がるというメリットがあります。
私にとってこの資格を取得できたことは、看護師として働いていくための希望になりました。

 

ちょっと大袈裟に聞こえますが、それくらい日々”看護師としてこれでいいのか”と悩むことが多かったです。そういう日々の中に一つ自分を信じられるものがあるという事は、とても心の支えになりました。

まとめ
  • 内視鏡技師は内視鏡医療の発展と共に、これからより注目されるであろう資格。
  • 受験資格は、複数の項目を全て満たす必要アリ。特に学会やセミナーへの出席については、地域によっては他県まで行かなければならないことも。
  • 試験は年に1回。出題範囲は内視鏡に限らず幅広い。
  • 資格取得後もそれを維持するために研究会やセミナーで新しい知識を得る必要がある。5年おきに更新も必要。
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